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第58回日米学生会議 ブログ
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CATEGORY : 58thJASC
JASC総会でのスピーチ by 実行委員長
DATE : 2005-11-30-Wed  Trackback 0  Comment 0
 第57回日米学生会議において、幾度となく参加者の議論に挙がった問いがあります。

「JASCの現代における社会的意義は何なのであろうか」
 

 しかしこのことは、57回に特有の現象ではありません。近年のJASCが常に抱えてきたこの問いは、さかのぼれば分科会ごとによるディスカッションを取り入れた第47回、さらには毎年総合テーマを設定し一ヶ月間各開催地を周るという形態を整えた第25回、そしてJASCが創設された第1回から、JASCerの頭の中にあり続けてきたのです。

 去年のある参加者は、こう言いました。
 
 「ただ学生がおしゃべりするだけのJASCには、何の意味もない」
 
 また、ある参加者は、こう言いました。
 
 「JASCは日米関係が緊迫し、平和が崩壊してゆくという危機感の中で始まった。今は、日米関係は安定していると言われているし、戦争の危機が身近に感じられることもない。でも、平和なときこそ、平和だからこそ、JASCを続けていく意味がある。平和でなくなったときにはじめて、その大切さがわかる。」

 おそらく、この問いに、たったひとつの答えはありません。でも、私たちは、参加者が一ヶ月の経験を通し、それぞれの価値観をもとに、ひとりひとりの答えを手にして欲しい。
 
 「世界の平和は太平洋にあり、太平洋の平和は日米間の平和にある。その一翼を学生も担うべきである」
 
 この理念を、そしてそれぞれの2006年夏の意味を、持ち帰ってもらいたい、そう考えています。

 この目的を達成するために、私たちは第58回日米学生会議を、より社会へのインパクトが強いものにしたいと思います。各分科会の活動やフィールドトリップがそれぞれ有機的繋がりを持ち、すべてがひとつの目的を目指し計画される。一ヶ月を通した分科会の活動や各プロジェクトは明確な目標を設定し、目に見える形での成果を目指す。

 そうしてはじめて、参加者の内面的成長や相互信頼の醸成など「目に見えない成果」が実現すると考え、準備に臨んで参ります。

 
 担当者:第58回日米学生会議実行委員長 井上裕太

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 実行委員の山田です。
 関西ですが、自分の通う大学でCSRセミナーがあるのでご紹介します。
 
 ちなみに、なんとコーディネーターの島本 晴一郎 先生は日米学生会議のOBとのこと。
 
 ぜひ、ご参加下さい。

==========イベント紹介 転送歓迎!==========

【 CSR講演会 世界を動かすチカラ -企業 NPO 学生ができること-】

  「社会変革のアプローチ」
  
 CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略で、日本語では「企業の社会的責任」と言われています。
   
 昨今では多くの企業がこのCSRというフレーズのもと社会貢献を行い、今や企業はCSRなしでは生き残れないと言われています。
   
 この講演会では、企業からのCSR、NPO、社会起業家という社会変革を行おうとする様々な立場の方々をお招きすることで、多様な視点でCSR、社会変革を論じてもらい、様々な社会との関わり方を考える機会になると思います。
  
 また学生にとっては、就職活動などでの新たな企業を見る視点としてCSRを発見する機会になり、大学だけでは学べない社会性を身につけることを考えるきっかけになると思います。 CSRの第一線で活躍されている企業の方々の話から、現在、社会から求められている人物像とは何かを考えてみませんか。


■参加企業様(パネリストの方々)
 (株)ワコール 社長室長CSR推進部長 桂 一郎氏
 (株)堀場製作所 管理本部副本部長 山下 泰生氏
 ダイキン工業(株)CSR室 CSR担当課長 杉島 理氏


■日時・場所

日時:11月27日
 同志社大学の学園祭期間中です、学園祭とあわせてお越しください!

開場:午後12時30分 開演:午後13時00分 終了予定:午後16時00分

場所:同志社大学今出川キャンパス
    明徳館21教室にて
交通:京都市営地下鉄烏丸線今出川駅
    3番出口おりて北に徒歩1分
    明徳館は西門より少し入って右側にある建物です。
              
    ※大学構内地図は下記HPよりご確認下さい。
 http://www.doshisha.ac.jp/daigaku/campus/non_imade/index.html 

■内容

  Ⅰ部 基調講演 「CSRと社会起業家」
     講師 京都文教大学 島本 晴一郎氏

   現在世界中で注目を集めている「CSR=企業の社会的責任」
   という概念の説明、及びそれらを考えることの必要性、また
   それに関連した、社会問題の解決に注力した起業活動、企業
   経営を行う「社会起業家」についての講演をして頂きます。
          
  Ⅱ部 パネルディスカッション 
     「各団体の社会的責任行動と学生の意見」
               
     コーディネーター 島本 晴一郎氏
     パネリスト (株)ワコール 桂 一郎氏
     (株)堀場製作所 山下 泰生氏
     ダイキン工業(株) 杉島 理氏
     きょうとNPOセンター 藤野 正弘氏
     同志社大学ビジネススクール2回生 金田 真由子さん

 実際に企業の方々もお招きして実際の企業のCSR活動について
     お話を伺います。また、社会問題にフォーカスした活動を
     行っておられるNPOの方の活動についてもお話を伺います。
     学生の方もお呼びし、学生の視点からのCSRについての捉え方
     また学生のうちになすべきことについて意見を伺います。

■お問い合わせ
当企画についてご質問等ありましたら、こちらまでご連絡下さい。
aiesec_csr2005@yahoo.co.jp
代表 鶴本 崇

■主催
特定非営利活動法人 アイセック・ジャパン会員団体
アイセック同志社大学委員会

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CATEGORY : 57thJASC参加者の声
57thJASC参加者の声 藤原 智生 君
DATE : 2005-11-23-Wed  Trackback 0  Comment 0
 「世界の平和は太平洋にあり、太平洋の平和は日米間の平和にある。その一翼を学生も担うべきである」この壮大な理念の下に開催される日米学生会議。

 しかし、本会議中で感じたことは、その理念に対して自分の無力さであり、自分たちの無力さであった。

 この一ヶ月のまとめであるフォーラムで自分たちの議論のアウトプットとして政策提言を行ったが、残念ながらそれが社会に対して影響力を持つとはいえなかった。それならばこの一ヶ月間、日米学生会議の意義とは何であったのだろうか。
 
 今の時点で私が言えることは、この会議を通して参加者同士がお互いに刺激しあうこと、他の参加者と自分の相対化による自己の再発見、そしてJASCerという絆を作るということである。

 刺激と自己再発見。
 
 私にとって、この一ヶ月間は毎日毎日が刺激と発見の連続だった。
 英語が得意ではない私にとって、他の参加者の使う表現、意見の構成方法、スピーチ等を聞き、自分への劣等感にさいなまれながらも、「いい」と思ったことは次から自分でも使えるようにと、必死にメモを取った。
 
 また、数あるイベントを作り上げていく中で、リーダーシップをとるのが得意な人、通訳に優れている人、周りを盛り上げるのが得意な人、人それぞれに輝くモノを持っていた。その中で自分はどの部分でこの会議に貢献できるのだろうと、自分の中の引き出しを引っ掻き回した。しかし、私は、結果的にはあまり会議の運営に対して貢献できたとは言えず、その悔しさはいまだに残っている。

JASCerという絆。

 一ヶ月間、24時間、気がつけば誰かが隣にいる、そんな環境で一ヶ月を共有することで得られる不思議な感覚と絆。お互いの話し方や癖、しぐさ、好き嫌い。いい面も悪い面も見えてくる。時間を忘れて政治や、恋愛について語ったり、時にはくだらない遊びをしてみたり、そんな非日常的な時間、空間を共有した感覚、そして絆は簡単には失われるものではない。

そして、未来への可能性。

 「JASCは夏の一ヶ月間が終わってからが始まり。」
本会議中ECやALUMNIの方から幾度となく聞いた言葉。私は、この言葉の意味がつかめなかった。しかし、本会議が終わって3週間たった今、その言葉の意味が見えてきた。
 
 本会議は終わってしまったが、未だにメーリングリストやチャットなどを使って参加者同士のコミュニケーションは続いている。そしてこれからも続いていくであろう。このように、この夏の一ヶ月間で築いた絆をもとに、参加者はこれからも本会議同様、お互いに刺激し合い、高めあう。

 そして、それが結果として、この会議の理念にあるような、世界の平和の一翼を担う人材を作り上げるのではないか。

 今の私には、これが日米学生会議の真の意義であるように思える。
夏の一ヶ月は終わったが、これからも私の、私たちの日米学生会議は続いていく。そう確信している。

 最後に、みんなありがとう。そして、これからもよろしく。


 第57回日米学生会議参加者、もっきーこと藤原君の感想文でした。思えば春合宿で一番に話したのも彼だったような。いろいろ語った記憶があります。居酒屋で、沖縄で…。もうあれから、三ヶ月経ってしまったんだなと思う、厳しい冬迫る今日この頃でした。

 担当者:山田 裕一朗

 ※写真は、京都でのフィールドワークで二条城に行ったときのものです。

PICT0021.jpg

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初めまして!「外交と国家ブランディング(National Identity and International Perceptions)」のリーダーを務めさせていただきます、生板沙織と申します。

・・・と、まずは自己紹介をしたいところですが、その前に!メディアに関するイベントのお知らせです☆12月3日(土)に行われるので、早く皆様にお知らせしたかったので、ここで告知させていただきます^^

私も当日行きます(というか、働かされます・・・)!JASC応募しても良いかなぁ、でもどんな人が実行委員やってるんだろう?メディアに興味がある!方など、どうぞお越し下さい。もしいらっしゃったら、「ナマイタ」という珍しい名の女の子を見つけ、声を掛けてみてくださいね♪

以下、招待状です。

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NPOメディア検証機構5周年記念

『テレビメディアをみんなで考える』のご案内


 NPOメディア検証機構(http://www.imr.or.jp/)は、今年で設立5周年を迎えました。この機会に、標記の提言発表+格付け試写会+シンポジウムの3本立てで、『テレビメディアをみんなで考える』機会を設ける予定です。

 公的なメディア・ライブラリーの設置など、よりよきテレビ報道の実現に向けてメディア・インフラの整備を訴えると共に、参加者と一緒に考える試みです。


 日時:平成17年12月3日(土)13:00~17:00

 会場:慶應義塾大学三田キャンパス東館8階G-SECホール
    (港区三田)

 構成:第一部 提言発表
    「よりよきテレビ報道の実現のために
       ~急がれるメディア・インフラの整備~」

    発表者:メディア検証機構(草野厚、碓井広義、小野塚征志)


    第二部 格付け試写会
    「テレビ番組をみんなでみる
       -格付け評価を体験してみよう-」


    第三部 シンポジウム
    「テレビメディアをみんなで考える」

    モデレータ:碓井広義(千歳科学技術大学助教授)

    パネリスト:坂本 衛(ジャーナリスト/前「GALAC」
           編集長)

          下村健一(TVキャスター)

          福山哲郎(参議院議員)
  
          草野 厚(慶應義塾大学教授)



参加費:無料(メディア検証事務局長にメールでお申し込みください。
        会場の都合上、先着100名となりますので、ご了承下ださい)


●メディア検証機構事務局長●

樋口隆俊 Takatoshi HIGUCHI

s02721th@sfc.keio.ac.jp
*****************************************************************

皆様を心よりお待ちしております。
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 第58回日米学生会議実行委員 企画・経理担当の国松君がMEIJI COLLECTIONでCLOSE UPされてます。クローズアップです☆

 URL:http://www.mcolle.net/



MEIJI COLLECTIONとは?!

 MEIJI COLLECTION(略称MCOLLE[エムコレ])は、明大生や明治大学に関係する人が明治大学の事をより深く知ることができる場を提供するために設立しました。
 
 明治大学には3つのキャンパスに3万以上の学生がいます。そして400近くにのぼる公認サークルがあります。

 明大生は、それぞれのキャンパスでさまざまな事を学び、時には語り合い、そしてサークル活動に熱中したりと、活動の幅は非常に多岐に渡っています。

 また、明大生だからといって大学内に留まらず、他大生や社会人に混じって活躍している人もいるはずです。

 そんな中で、一人の学生が入学してから卒業するまでに出会い知り合うことのできる学生、参加できるサークル活動・学内外のイベントはわずかでしかないと思います。

 せっかく同じ明治大学という舞台にいるのに、周りのことをしらないで卒業するのはあまりにも寂しいことじゃないでしょうか?
 

 同じ明治大学にいるのだから、明治大学という舞台の内外で活躍している学生や、サークル活動や学園祭をはじめとするイベント、そして学内情報ををできる限り多くの明大生に知ってもらい、明治大学という大きな枠を共有してほしい。そして学生生活をより豊かな物にしてもらいたい。

 さらに受験生、他大生、OB/OGの方をはじめとする社会人のみなさんにも、今の明治大学を知ってほしい。

 そんな思いでMEIJI COLLECTIONを設立しました。いきなりすべての事をお伝えするのは難しいと思います。

 しかし、一人でも多くの明大生やその他の方に、明治大学について、ひとつでも多くのことを伝えることができるように活動していきます。

                        MEIJI COLLECTION
                         2003年10月18日



 担当者:山田 裕一朗
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CATEGORY : Information
Smile Festa 2005 ~カンボジアに校舎をたてよう!~           
DATE : 2005-11-18-Fri  Trackback 0  Comment 1
第57回日米学生会議参加者 たかこからのお知らせです。

NPO法人カンボジアの教育を支える会(PACE)
『Smile Festa2005(チャリティーライブ)』のお知らせ

 
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□    

Smile Festa 2005            

  ~カンボジアに校舎をたてよう!~     

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 



君にもできる国際協力。



ジアコギがチャリティ―ライブをします!

当日ステージでは、アコースティックギターにのせて日本各地
で歌を届けているインディーズミュージシャン・ジアコギが出
演し、心に響くメッセージをお届けします。ジアコギと一緒に
国際協力しませんか? 

国際協力に参加している学生を集めての TALK LIVEも予定して
います。



詳細はこちら:http://www.face2pace.org/sf05/ 



【日時】   2005年11月23 日 (水・祝日)

開場:17:00  開演:18:00  終了予定時間:20:00 

【会場】   芝浦港南区 民センター  (定員)260名

港区芝浦4-13-1都市基盤整備公団トリニティ芝浦 1・2階

【アクセス】 JR田町駅下車 芝浦口徒歩13分

地下鉄 三田線・浅草線:三田駅下車 A4出口徒歩15分 

【出演】   ジアコギ

【内容】   ジアコギによるアコースティックライブ 

       カンボジアの教育を支える会活動紹介

TALK LIVE

【チケット】 前売り 500円 当日 600円    

 ※収益はすべて、カンボジアシェムリアップ州、ドーントロ
ー小学校の新校舎建設のために使われます。

【お申し込み方法】 以下のホームページからお申し込みくだ
さい。

 http://www.face2pace.org/sf05/

【主催】  

特定非営利活動法人カンボジアの教育を支える会(PACE)



【お問い合わせ】
特定非営利活動法人カンボジアの教育を支える会(PACE)

Smile Festa 2005実行委員会

 sf05@hotmail.co.jp  



+++ ジアコギ+++

現在も小学校で働く粂川拓也と小学校の教員免許を持つ渡辺真
也からなるフォークデュオ。「夢は叶う」をコンセプトに荻窪
、池袋のストリートや、小学校、中学校、大学、予備校など学
校を中心にライブを行っています。テレビ朝日系列「THE STREET
FIGHTERS
」の全国ランキングで1位になる実力派ミュージシャン。ホー
ムページ: http://jiacogi.com/



+++ Smile Festa 2005+++

今回、私たちは、「カンボジアに校舎をたてよう!」をイベン
ト目標に掲げ、これからカンボジアの未来を担っていく子ども
たちのために、Smile Festa2005、ジアコギによるチャリティ
ーライブを開催します。イベントの収益はカンボジアの小学校
の新校舎建設のために使わせていただきます。



+++ PACE+++

青山学院大学の学生を中心としたNPO法人。運営から実行まで
学生が行い、カンボジアの初等教育への支援はもちろん、日本
の小学生とカンボジアの小学生との国際交流も行っています。
今年6月には愛・地球博インターネットのテレビ電話を使った
国際交流を実施しました。PACEのメンバーはどこにでも居そう
な普通の学生が中心。日々の生活にプラスして、カンボジアの
子どもたちのために一生懸命活動しています。

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 ご存知ブッシュ大統領来日中の京都。これまでにない厳戒態勢下。
 
 しかも我が家は御所周辺なんです。プレハブのようで、冬は毎晩、風邪がひけるという特典付きのmyアパートの名前も「御所○○○」というくらいです。
 
 そのため、ものすごい警戒態勢!!朝から晩まで家の周りを警察官がママチャリで巡回しています。3日ほど前、学校に行こうと家の玄関の戸を開ければ、目の前には警察官。「ぬ、濡れ衣ですよね。」と言う間もなく、警察官は気まずそうに戻っていきましたが・・・。
 
 日本中の各県警からやってきて、一晩中、寒い中、検問所に一人で立ち続けたり、本当に大変なお仕事です。お疲れさまです。
 
 そんな京都御所にもブッシュ大統領がプサンへ飛び立ち、やっと平穏が訪れそうです。

 今回の大統領来日に関しては個人的には、いろいろと意見がありますが今回は言及は避けようと思います。ただ、一点だけあげるとすれば、当分、およそ就職するまでは牛肉とは縁のない生活が続きそうです。

 担当者:山田裕一朗 (第58回日米学生会議実行委員会)
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CATEGORY : 58thJASC実行委員会コラム
「日米学生会議 - why not?」 by 島村明子
DATE : 2005-11-13-Sun  Trackback 0  Comment 2
ケネディーはいつしか、こう言った。

“Few will have the greatness to bend history; but each of us can work to change a small portion of events, and in the total of all those acts will be written the history of this generation.”

「歴史を曲げられる人はほんのわずかしかいない。だが我々一人一人が世界で起こっている事の一部分を、少しずつ変えようと努力し、皆で力を合わせることで、この時代の歴史として我々の言動が残るであろう。」

 日米学生会議の創立者や参加者たちは、まさにこの名言を体現し、歴史を創り上げてきたのだと思う。
 
 満州事変以来悪化しつつあった日米関係の信頼を回復するために、日本の学生有志は1934年に日米学生会議を創設した。彼らは、このまま日米関係が悪化するのを見つつ、いても立ってもいられなかったのである。彼らは、日本政府の意思と能力に限界を感じ、自分たちで何かしなければという問題意識を持っていた。その情熱があったからこそ、2週間も船に揺られて渡米し、日本初の学生交流団体を創設したのであろう。

 私は最初にこの話を聞いた時、すごく感動したのを覚えている。満州事変勃発後、不安定な国際情勢の中で渡米した4人の学生。太平洋の平和を危惧した彼らの強い意志と、社会のためにきっと何かできるという希望、そして実際に行動を起こした彼らの勇気。彼らの描いてきた伝統は70年後も強烈なメッセージ性を持ち、我々に何かを語りかけている。

 日米学生会議は、創設者の「社会のために何かができる」という理念を引き継ぎ、分科会、フィールドワークなど様々なプログラムを通して社会にどのような貢献をすればいいか、どうしたら社会に影響を与えることができるかを考えて実践することを目指す。
 
 「貢献」というのは、日米二国間だけでなく、ヨーロッパやアフリカ、そしてアジアからも世界を見つめて、貧困、戦争、環境、経済や政治など様々な問題に対しての見識を深めることを前提とし、我々に何ができるかを真摯に考えることである。また、考えるだけでなく、個人や分科会や会議という単位などで、会議前、会議中、そして会議後も社会に貢献していくことも目標とする。

 そのために本会議では、ニューヨーク州イサカ、ワシントンDC、オークラホマ、そしてサン・フランシスコなどのサイトで現地の方々との交流やフィールドワークを実施する。また様々な勉強会やプログラムを通じて多様な価値観と背景を持ち合わせる学生が意見を交換し、アクションを起こせるようなプログラム内容を提供することを目的とする。参加者同士の交流により、新たな発見があり、友情が育まれ、対人能力も磨かれ、社会に貢献できる人材が育成されることも目標とする。

 私は、日米学生会議を通して伝えたいことがある。「社会は変えられる。人を幸せにできる。過去の間違いを見ながら、より良い未来は築ける。そして、それはちょっとの勇気と行動力があれば、最初の一歩を踏み出せるのだ。」

 最後に、もう一つだけケネディーの名言を紹介させてもらいたい。

Some men see things as they are and say, "Why?" I dream of things that never were and say, "Why not?" 
 
 今の社会のあり方を見て、「なぜこうなっているのだろう」と嘆く者もいるが、私はまだ実現されていない理想を心に抱きこう言う:「なぜこうしないのだろう、やってみようじゃないか」。

 “Why not”と言って、様々なことに挑戦する意思と勇気を育む学生会議を、皆で作りあげることができれば、と心から思う。

 担当者:島村 明子 (第58回日米学生会議実行委員会)
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CATEGORY : 57thJASC参加者の声
57thJASC参加者の声 前田 薫 さん
DATE : 2005-11-07-Mon  Trackback 0  Comment 0
JASCは私にとって大きな「スタート」である
 
 私は大学でESSという英語のクラブに所属し、二年間ディスカッションやディベート活動を行ってきた。JASCに応募した理由は、二年間ESSで鍛えた英語力を試したい、9月からの一年間の中国留学に向けて日本理解を深めたいという思いからだった。
 
 しかし現実は甘くなかった。アメデリの英語は早すぎてよくわからず、海外留学経験者や帰国子女のジャパデリが、アメデリと楽しそうに話しているのがうらやましくてしょうがなかった。私は移動中のバスの中や見学中も常にアメデリと一緒にいて積極的に話し、英語がわからなくてもできるだけアメデリと一緒にいるようにした。そのおかげで徐々にアメデリの言うこともわかるようになり、会議の後半からは通訳に挑戦したり、RTでも積極的に発言したりできるようになった。
 
 そして今、私は一年間国際政治を学ぶために中国の大学に留学に来ている。中国に来る二日前JASCのメンバーがお別れ会を開いてくれた。その最中アメリカに戻るあるアメデリから電話がきた。「今成田空港にいるんだ。薫と出会えてよかった、ありがとう。」メッセンジャーで「君の中国での経験の全てをぼくに教えて。僕のインドでの経験を全て教えるから。」と言ってくれるアメデリもいた。他にも多くのアメデリから議論ができて楽しかったという手紙をもらった。今でもたくさんのアメデリと、もちろんジャパデリとも連絡を取り合っている。
 
 JASCで知り合った大切な仲間たち。とことん私の話に付き合ってくれた仲間や夜遅くまで語り合った仲間。「彼らとずっと語りあいたい。JASCでは伝え切れなかった私の思いを伝えたい、受け取れなかった彼らの思いを聞きたいから。」そのために中国でも英語の勉強を続け、留学経験を通して自分の考えをもっと成熟させたいと思う。
 
 さらに私に課せられた役目。それはここ中国で、JASCで得た経験を中国の学生に還元すること。JASCのように、いやそれ以上に中国の学生と政治・経済問題、国際情勢について議論をしてそれをJASCの仲間や多くの人に伝えたいと思う。

JASCは私にとって大きな「スタート」である



 今回は、第57回日米学生会議の参加者、キャシーこと前田薫さんの感想文の紹介をさせて頂きました。
 
 彼女は、現在、上海での留学生活奮闘中ということです。来年の帰国時にはなんと日本語、英語、中国語を自由自在に操るトリリンガルとして帰国するとのこと!
 
 インタビュー企画でもぜひぜひ登場してもらう予定です。
 
 ご期待ください!!

※写真は日米学生会議環境プロジェクト終了時のものです!!
 
  IMG_0067.jpg


 担当者:山田 裕一朗 (第58回日米学生会議実行委員会)
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 ってなに?

 ということで、今回は

「JASCerインタビュー企画」

について、書きたいと思います、担当者の山田です。


<JASCer>
 JASCerとは、1934年発足以来、太平洋戦争時の中断も乗り越え70年以上続く、日米学生会議の歴代参加者のことを指します。つまり、私たち第58回実行委員会メンバーは第57、58回JASCerということになります。

<インタビュー>

 インタビューのテーマは

「JASCerのその後を追え!!」

 です!!
 その後とは、日米学生会議参加後のこと。
 
 日米学生会議参加後、政治家や官僚になられた方、民間企業でご活躍の方、大学教授となり教鞭を執っておられる方、学生生活の渦中にいる方など、多種多様なフィールドでご活躍の歴代JASCerがいます。
 
 そんな、JASCerの素顔を暴いてみよう、なんて過激なものではないですが、日米学生会議を歴代の参加者の声やその後を通して、より広く日米学生会議を知っていただければという企画です。

 ご期待ください。

 担当者:山田 裕一朗 (第58回日米学生会議実行委員会)

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10月24日(月)ぱ・る・るプラザ京都で開催されたCSRセミナー
「CSRの新しいながれ
    ――アジアにおけるサプライチェーン・マネジメント――」
に参加した時のレポートです。

【内容】
スピーカーは『社会企業家』(岩波書店)で紹介されている、アリス・テッパー・マーリンさんで、マーリンさんが中心となって立ち上げた、Social Accountability International (SAI)に関しての説明とそれに関する質疑応答が主な内容。

【SA8000とは?】
 SAIはSA8000という基本的な労働者の人権保護を定めた国際的な企画を創り、また労働基準向上に関する各種プログラムを実施している団体です。SA8000とは、9つの基準を守り事業を運営している企業に対して、SA8000の認証という国際的な認証を与えるもの。また認証を受けた企業はその企業のステークホルダーに対して、労働問題に真剣に取り組んでいることをアピールできる事や就職や転職、取引の判断材料として捉えられることにもなります。

 9つの条件とは、以下になります。
①児童労働の禁止
②強制労働の禁止
③健康と安全
④結社の自由
⑤差別からの自由
⑥懲罰の禁止
⑦適正労働時間
⑧適正報酬
⑨持続的改善のためのマネジメントシステム

【SA8000の近況】
 SA8000の詳しい内容までここでは全部紹介しきれないんですが、、、最近の傾向として注目すべき点はアディダスやGAP、パタゴニア、ティンバーランドなどの大手アパレル企業が認証を受けていることや、またインドや中国、ブラジルなどの途上国、新興工業国でも認証例が増えていることです。
 特に、ブラジルの国営石油会社ペトロブラスやインドの最大手製鉄会社タタ・スチールなども認証を得ています。もちろん西洋型労働基準の押し付けといった途上国側からの批判もありますが、しかし中国政府などを含めた各国政府も、労働基準の改善や先進消費国の取引先拡大を目指して認証を推奨する傾向にあります。

【日本の現状】
 現在、日本でSA8000を取得している企業は、株式会社イオンを含めて2社のみで、認証件数は伸び悩んでいるのが現状です。
 セミナーの質疑応答でも「なぜ日本でSA8000が普及しないのか?」といった質問も聞かれました。この質問に対して、日本企業のCSR担当者の方とCSRを研究されている大学教授の方のお答えが現在の日本のCSRに関する問題点も如実に表しているのではと考え、以下に書いてみます。

①日本では、特に大企業がすでに労働条件について高いパフォーマンスを発揮している。

②国際規格のダブルスタンダード。つまりISO、ヨーロッパの環境基準値などを含め、乗り越えるべき基準が多すぎる現状。

③日本企業は第3者機関の監査を嫌う傾向にある。同時に経団連も企業の自主的行動を評価している。

などの意見が聞かれました。

【感想】
 個人的には、大学でもアジア経済のゼミを履修していることもあり、途上国側の経済発展に伴った、こうした国際的な基準の認証取得が増加傾向にあるのは非常に意味深いものだと感じました。将来的に日本などの先進国が現在の新興工業国と呼ばれる国から認証取得を迫られるケースも少なからず登場してくる可能性も考えられます。
 先進国から始まったグローバル化の波、それはもはや先進国からのみ発するものではなくなる時代を迎えているのかもしれません。
 当分科会でも、企業の社会的責任など、最近注目を集めている分野にもフォーカスを当てて議論していきたいと考えております。
 
 アジアがアツイ!!



※参考情報
-SA8000の影響力
45カ国、52産業、710の職場、436,623人の労働者

-SA8000 Certified Facilities, by Country
1位:イタリア
2位:インド
3位:中国
4位:ブラジル
5位:パキスタン

-SA8000 Certified Facilities, by Country
1位:アパレル
2位:繊維
3位:化学
4位:交通
5位:コンサルティング


担当者:山田 裕一朗 (第58回日米学生会議実行委員会)
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